Norihitoブログ

50代からの人生のたな卸しをつづったブログです。

誰でも人生の分かれ道がある!

私の人生の分かれ道

 

 私は、19歳の時にトラック運転手で入社し、

33歳の時から約20年間、社員教育に携わってきました。

会社入社してくるさまざまな年齢、経歴、体験の方々に対して

研修を通じていろんな話しをしてきました。

 

新卒で入社してくる方には、有名大学卒業の方がたくさんいます。

中途で入社してくる方には、立派な経歴の方がおられます。

 

そんな方々を前に、中学しか行っていない私がモノを教える立場になり、

「人生はどうなるか分からないものだな」と思ったものです。

 

15歳の夏、「学校をやめて働く」という道を選ぶとき、

本当に悩み、不安でいっぱいで苦しみました。

この時が、私にとって人生の大きな分かれ道でした。

 

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「決めて、一歩踏み出す」ことが大事!

 

人生の大きな分かれ道にさしかかる時は、誰でも必ずあります。

進学するか?就職するか?

会社を退職するか?とどまるか?

この人と結婚するか?運命の人が現れるのを待つべきか?・・・などなど

 

どちらを選ぶにしても「決めて、一歩踏み出す」ことが必要です。

 

高校1年生の夏休みが終わるころ、私は退学して仕事をする決心をしました。

決して勉強が嫌いだったわけではなく、成績が悪かったわけでもありません。

 

私は8人兄弟の3番目に生まれました。

決して裕福ではなく、高校3年間の学費を払うのは大家族には大変でした。

私自身、中学生の時、上級生にいじめを受けていたこともあり、

学校生活に自信をなくしていました。

 

このまま学生生活を続けるか?

退学して仕事をするか?

この2つの分かれ道の前で、私は何日も部屋にこもって悩みました。

「できればこのまま何も決めたくない」と決めきれないまま

時間ばかりが過ぎていきました。

 

時間は私の悩みなど関係ないとばかり無情に過ぎていきます。

夏休みも終わりになり、親から「どうするのか?」と聞かれ、

私は「やめて働く」と返事をしたのでした。

学校生活という守られた道から社会で働くという道に

一歩、足を踏み入れることとなったのです。

 

選んだ道に準備されたストーリー

 

そのまま高校を卒業し、就職していたら違った人生だったのかもしれません。

大学に進学する道に進んだかもしれませんし、

 

中卒で社会に出て働くことはとっても大変でした。

「私は中卒です」という事実は、いつまでもついて回ります。

 

会話の中で「学校はどこを卒業したの?」と聞かれることがあります。

「私、学校行っていないです。実は・・・中卒です」と答える時、

恥ずかしくて仕方ありませんでした。

 

 

今、50歳を超えて人生の棚卸しながら、

15歳で働き出した頃のことを思い出します。

 

一部上場企業で社員研修を担当する立場になり、

今では「私は中卒です」と自分から開示できるようになりました。

「中卒の私でも大企業の社員の前で教えることができるのであれば、

みなさんの可能性はどれほどでしょう?」と言えます。

 

これが、15歳で選んだ道に準備されていたストーリーでした。

 

とっとも大変で、いつも後悔ばかりしてたけど、

あの時に選んだ道は間違ってなかったと今では思えるようになりました。

 

今回はここまで。