Norihitoブログ

50代からの人生のたな卸しをつづったブログです。

人生の転機を受け止める

 人生にはいくつかの転機が訪れます。

人生の転機は、大きなインパクトで起こります。

 

人によって時期や回数は違うでしょうが、私の次の転機は19歳に訪れました。

 

15歳で社会に出て紆余曲折しながらも今後の人生が定まらない中で、

一旦、私は実家に帰り、親の仕事の手伝いをすることに。

18歳の時です。

最初は久々に家に帰って大人しく仕事の手伝いをしていましたが、

 

わがままな私の性格が出てきて「このまま家の仕事で終わりたくい」と

思う日々が続きました。

でも、何をするにも中途半端で仕事しても続かない私を心配して

父親も毎日、小言を言ってきます。

 

ある日の夜、些細なことで私は父親と大喧嘩をしました。

「家を出ていけ!」という父親の怒鳴り声に

私も「出ていってやる。二度と帰ってくるもんか」と啖呵を切って

家を飛び出しました。

最低限の洋服を車に詰め込んで家を飛び出しました。

家を出る時、母親は泣きながら私を止めましたが、

決意が固いと分かるとお金を手渡してくれました。3千円でした。

それが私の全財産です。

 

これからどうしよう?という不安もありましたが、

私も帰ってこないと言った以上、簡単には帰れず、

それから車の中での生活が始まりました。

15歳の時、高校を退学して働き出した後に起きた

私の人生の大きな転機でした。

 

後で冷静になって考えると、家を出て車の中での生活をしてまで、

親子関係が悪化する前に、話し合い解決する方法はなかったのかと思います。

 

でも、そうまでしないと中途半端な私は変わることが出来なかったのです。

 

本当に親には申し訳ないなあ、親不孝な子供だったなあと思います。

家出後、車の中で生活は3カ月間ほど続きました。

当時、付き合っていた今の奥さんにもお金を借りての再出発です。

 

とにかく仕事をしてお金を稼がなくては・・・

まずは住む場所を借りなくては・・・

 

そう思って仕事を探しているとき、たまたま通りかけた運送会社に

「雇ってもらえませんか?」と立ち寄ったのが今の会社です。

時代背景もあったでしょうが、面接に来るような恰好ではありません。

TシャツにGパン、スニーカーでいきなり「仕事させて」と言ってきた若造に

「明日から来い」と言ってくれた支店長には感謝しています。

とにかく仕事をしたいと思っていた私は、すぐにそこで働くことにしました。

 

食事も1日1食、車の中で寝泊まりする家出人である私の

トラック運転手としての人生が始まったのです。

19歳7月の時です。

 

その時は、この先がどうなるか分からなかったのですが、

どんな展開になるだろう?と心がワクワクしていたことを覚えています。

 

ではまた。