Norihitoブログ

50代からの人生のたな卸しをつづったブログです。

現在の我々は条件付けられている

条件づけが自分を縛り付けている 

 

私は、約20年間、社員教育に携わってきました。

社員教育は、人の潜在的な可能性を信じ、人が成長するきっかけを

つくることだと思っています。

 

話しは変わりますが・・・

人は、自分が自分に課した制限や条件付けの中で考え、生きているものです。

ずーと私は、「〇〇だから△△」と思っていました。

「中卒だから上手くいかない」

「貧しい家庭で育ったからいつまでも貧乏」

「いじめられていたから人間関係に自信がない」などなど・・・

 

世の中を見ると、学歴がなくて、貧しくて、ハンディを背負った人が

成功している方がたくさんいます。

そんな人のエピソードを聞くと「私にもチャンスはある」とやる気が

湧いてきてチャレンジします。

しばらくして壁にぶち当たると「やっぱりダメだ」とすぐ諦める・・・

その繰り返しをしていました。

 

17歳で自分で仕事を決め、アパートを借りて生活するようになってから

「自分の人生は自分で切り開くもの」という思いが強くなっていました。

今まで親や周囲の意見に従ってきた人生から

自分の意志で生きると決意できたのでした。

 

まず何から始めるか?

「そうだ!日本経済新聞を取ろう」と契約して読み始めました。

お店に来る常連さんから「日経新聞を読みなさい」と言われたことで

日経新聞を読めば人生上手くいくと思ったのでしょう。

 

いざ、新聞を取って読み始めても内容はよく分かりません。

そんなある日、小さな広告に目が留まりました。

「現在の我々は条件付けられている」という見出しと

像のイラストが描かれた広告でした。

 

サーカスの象と制限: エクセレントインターナショナルサクセススクール

 

その記事はこんな内容でした。

サーカスの像は大きな体で力も強いのに小さな杭に繋がれている。

本気になれば杭を引き抜くこともできるのに繋がれたままで一生を終える。

その像は、小さい頃に頑丈な杭に繋がれ、何度も逃げようと試みるが

杭は抜けません。その内に「自分は杭から逃れられない」と諦めてしまう。

大人になって無現の力を持っているにもかかわらず

「自分は杭からは逃げられない」と条件付けをしている。

同じことはあなたにも起こっていませんか?

 

こんな内容でした。

能力開発プログラムを販売する会社の広告でした。

私は、すぐにその広告を出した会社に問い合わせをして

資料を送ってもらい、当時30万円ほどする教材を買って勉強しました。

 

当時17歳の私の給与は5万円。

アパート代3万円。

貯金があるわけもなく、月賦払いで購入しました。

本来、17歳でローンは組めませんが何とか細工したらしいです。

(昔は適当だったのでしょうね)

教材高すぎるとか、騙されているとか、

そんなもので成功するわけないなど周りから言われつつも、

・本当の成功とは何か?

・セルフモチベーションの重要性

・夢を持ち、目標を鮮明にすること

・行動計画の立て方

・・・などを必死に教材から学びました。

だって元を取らないと損ですし(笑)

 

自分にとって価値ある目標を段階をおって実現していく

社員教育の現場で大切にしているのは、

人それぞれが持っている制限や条件付けに気づき、

その人にとって価値ある目標に向かって一歩を踏み出すサポートをすること。

私はサポート役なので最終的な決断はその人次第です。

 

15歳から料理屋さんで働きはじめたけど、

なかなか上手くいかずに自暴自棄になっていた私は、

自分で自分に課した制限や条件付けに苦しめられていたのです。

 

そして、大切なのは人と比べるのではなく、

自分にとって価値あることを目標とし、

少しずつでも階段を上がるように実現していくこと。

 

そのプロセスにより「これができた」「こんなこともできた」

「俺ってすごい」「次はこうしよう」という意欲がわいてきたのです。

 

そして、「〇〇だから人生すべて上手くいかない」という条件付けを

「〇〇でも人生は上手くいく」と書き換えることができるようになりました。

 

今回はここまで